２０１４年　岡田准一主演　見逃し大河ドラマ　軍師官兵衛　第九回「官兵衛試される」

織田信長に謁見し、今後の戦略を語り信頼を得た黒田官兵衛でした。

秀吉と共に播磨攻略を行うことになりました。

 

秀吉の元にいる軍師竹中半兵衛が、官兵衛を試すことになりました。

官兵衛、半兵衛に対面しました。

挨拶がわりに、耳にしていた半兵衛の武勇伝を語る官兵衛。

ところが半兵衛は

「それらは噂であり、真偽のはっきりしていないのに私の誠と信じるのは如何かな。秀吉様は黒田官兵衛を切れ者と言っていたが違うかもしれませんね。」

と官兵衛の言葉を切って捨てたのでした。

 

半兵衛は続けて播磨攻略、特に毛利方を如何に織田方へ乗り換えさせるのかを問いました。

即答できない官兵衛に対して、半兵衛は冷たく突き放しました。

官兵衛は慌てて策を練り、去る半兵衛を引き止めました。

「策はあります。播磨の主要３家を同時に織田様に拝謁させ、忠誠を競わせます。これ以外にはありません。」と言い切ったのでした。

ニンマリ微笑み「お手並み拝見」と伝える竹中半兵衛でした。

 

軍師官兵衛　第九回「官兵衛試される」あらすじ

信長は、なかなか解決しない一向一揆への対応について家臣たちを煽っていました。

「前に進め！」

 

越前から播磨への出陣を願い出た秀吉に対して、信長は否定しました。

官兵衛の働きを、しばらくは見ることになったのでした。

 

官兵衛は、急ぎ姫路に戻ることにしました。

官兵衛としては、半兵衛に試されていることに我慢がならないのでした。

見返してやりたい！

その思いで力が漲っていました。

 

早速、官兵衛は小寺政職に経過の報告をしました。

そして「織田信長に会ってほしい。」そう願い出たのでした。

「殿だけではなく、別所、赤松の両名も共に織田様に挨拶へ向かいます。」と説得しました。

官兵衛は、別所に向かいました。

毛利への帰順を決めていると官兵衛の申し出を断る別所家でした。

そこで官兵衛は、後見人は無視し、若い当主の説得に全力を注ぎ、見事織田信長へ会う約束を取り付けました。

 

続いて赤松領へ入りました。

当初は、半兵衛の話を聞かずに殺そうとした赤松でした。

しかし、小寺と別所が同意していることを知ると面談を許しました。

官兵衛は、丁寧に情勢を説くことで赤松当主の理解を得ることに成功しました。

 

少々困ったことも起きました。

官兵衛の主人である小寺が、相変わらずの小心者から決心が揺らいだのでした。

各地に配下を忍ばせていた竹中半兵衛でした。

そんな小寺の様子を察し、信長に願い出て官兵衛の策を後押しするように願い出てくれていました。

信長は

「村重、行って寝ぼけた城主を脅してこい！」と命令しました。

官兵衛が一番困っているときに、村重が大軍を率いて播磨にやって来たのでした。

大群を見て腰を抜かした小寺は、自分も潰されてしまうと恐れ、慌てて信長への面会は予定していましたと取り繕ったのでした。

 

この支援により、官兵衛の策略が見事に実を結んだ瞬間でした。

 

京の寺で播磨の主要３家である小寺、別所、赤松の各当主は信長に拝謁しました。

これにより一応織田家の味方である意志が信長に届いたことになりました。

 

半兵衛に会い、大軍の礼を伝えました。

半兵衛は、小心者の小寺に仕える官兵衛を見かねて「いつまで使えているのか？」と叱咤激励をし、官兵衛の怒りを買うのでした。

 

官兵衛の読み通り、播磨主要３家が織田方に帰順したことで、残った豪族らも大方が織田方になびきました。

信長にも「黒田官兵衛とは良い者を見つけた」そう感じ取らせました。

 

石山本願寺には、多くの住職が集まっていました。

その中心人物が親鸞の子孫であり１１代目の顕如（けんにょ）でした。

僧侶たちからの強い突き上げにより、顕如は信長との戦を決心することになるのでした。

 

黒田家の女中にも、一向宗の門徒がおり官兵衛が織田方に付くのであればと城を出ていくものが現れました。

突然に一向宗を裏で支えている毛利の大群が、播磨の海岸に現れました。

 

「戦の支度をしろ！」官兵衛の檄が響きました。

 

 

軍師官兵衛　第九回「官兵衛試される」感想

人の「迎合する心理」を見事に利用した官兵衛の播磨統一の戦略が光りましたね！

 

また、敵を知ってこそ、最小の力で、最高の一手が可能になるという孫子の兵法が生きた竹中半兵衛の支援策でしたね。

 

何よりも冒頭の官兵衛と半兵衛の会話です。

「噂を誠（真実）のように信じるのか。」

 

情報が多い現代です。

インターネットなど好例ですね。

目にした情報が２次情報なのか、３次情報なのか、はたまた・・・。

現代に生きる我々こそが、大切にしなければならない考え方と感じました。

小心者の男

小寺政職は、とても小心者ですが、古くからの地元郷士としてプライドはありました。

こんな人って今も多くいませんか？

 

「小心者」「臆病」とは、一見すると感じさせない。

いや、むしろ強面系です。

 

「俺ってこういう男だから。。。」

 

いやいや、自分の世界観の外に怖くて出られないんでしょ！？

 

エグゼクティブなメンタルトレーニングには、参加者の男性にわざと女性アイドルグループの真似をさせて、女性参加者に誰が一番上手だったか得票までさせるカリキュラムがあります。

じつは・・・私も体験しています。

 

恥ずかしいと心の中で「判断」を制限してしまうことからの脱皮を図っているのでしょう。

「死ぬわけじゃないんだし」と徐々にできるようになるのですが、内面の自分の変化が意外と面白いです。

あ！決してその後も女装したりとハマったりはしてません。

あくまでも「ことに浮き合う姿勢は純真であれ」という事です。

 

 

 

２０１４年大河ドラマ　軍師官兵衛　キャスト

主要キャスト

配役
黒田（小寺）官兵衛	岡田　准一
豊臣秀吉（藤吉郎）	竹中　直人
小寺　政職	片岡　鶴太郎
黒田　重隆	竜　雷太
織田　信長	江口　洋介
円満	麿　赤見
いわ（官兵衛の生みの母）	戸田　菜穂
伊吹善右衛門	尾藤　イサオ
母里　小兵衛	塩見　三省
黒田（小寺）職隆	柴田恭兵
竹中　半兵衛	谷原　章介
お紺	高岡　早紀
柴田　勝家	近藤　芳正
土田　御前	大谷　直子
栗山　善助	濱田　岳
おたつ	南沢　奈央
横須賀　小六	ピエール　瀧
光	中谷　美紀
明智　光秀	春風亭　小朝
足利　義昭	吹越　滿
櫛橋　左京進	金子ノブアキ
力	酒井　若菜
丹羽　長秀	勝野　洋
柴田　勝家	近藤　芳正
井上九郎右衛門	高橋一生
母里　太兵衛	速水　もこみち
だし	桐谷　美玲
安国寺　恵瓊	山路　和弘
荒木　村重	田中　哲司
おね	黒木　瞳
石田　三成	田中　圭
小早川　隆景	鶴見　辰吾

制作キャスト