平九郎を失った苦しみを胸に、渋沢栄一は６年ぶりに故郷血洗島へと向かっていました。
新政府は、直轄地に府や県を制定しました。
血洗島を収めていた、若き日の渋沢栄一を怒らせた「岡部藩」もすでに消滅していました。
藍農家の百姓仲間が徳田裕を見つけて囲みました。
やっと会えた歌が、栄一に躊躇うほど久しぶりの家族との対面を果たすことができました。
再会出来たこと、それが全てと言わんばかりにお千代の目には涙が溢れていました。
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青天を衝け 第２６話「篤太夫、再会する」 あらすじ
母ゑいら家族が玄関で土下座して栄一を迎えました。
歓迎ムードの中で妹おとだけは平九郎を失った悲しみを真っ直ぐにぶつけてきました。
さらに、苦しい気持ちの中で、栄一は先月尾高長七郎も他界していたことを知らされたのでした。
栄一は、栄一の帰郷を祝うご近所の人々に異国の話をしてあげました。
嬉しい反面、積もった心苦しさから母ゑいと姉は栄一にお千代を労るように進言しました。女同士として見るに耐えなかったのでしょう。
お千代は、兄長七郎、弟平九郎を失いました。
唯一の救いが栄一の帰国だったのでした。
宴が終わった朝方、栄一はやっとお千代の話を聞いてやることができました。
お千代の悲しみに触れ、栄一は「お前のせいじゃない」としか言えませんでした。
栄一は、尾高惇忠を尋ねました。
しかし、惇忠は後悔に苦しみ栄一との話を拒みました。
青天を衝け 第２６話「篤太夫、再会する」 感想
今回は、渋沢栄一が信頼する二人の人からの「感謝」を受け取り、それまでの人生の区切りがついた神回だったのではないでしょうか。
１つ目が、父市右衛門からの約束を守って生きてくれたと言った「感謝」でした。
２つ目が、元主君の慶喜から帰国後にねぎらいの言葉を承った時の「感謝」でした。
百姓から商人へ、そして武士を志たが倒幕から幕臣へと１８０度ひっくり返りの人生で、栄一の中では「家族」として周囲を大切にする気持ちが選択基準だったと思いますが、側から見ると「手のひら返し」の人生だったわけですからなかなか自信が持てなかったと思います。
そして、お千代に対しては、逆に「感謝」を伝えるところです。
武士の戦いを描いていることが多いのですが、郷里に戻った時の母と姉からの言葉は「女の戦い」を表現している目立たないですが、意味のあるシーンだったと感じています。
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市右衛門と慶喜、二人の栄一への「感謝」の言葉は、見るものにとってとても深いシーンだったと思います。ぜひ、あなたも見逃した大河ドラマ「青天を衝け」をご自身の目でご覧ください！
２０２１年 NHK大河ドラマ「青天を衝け」キャスト
主要キャスト
| 配役 | |
| 渋沢 栄一 | 吉沢 亮 |
| 澁澤 喜作 | 高良 健吾 |
| 尾高新五郎（幼少期の栄一の先生、従兄弟） | 田辺 誠一 |
| 美賀君 | 川栄 李奈 |
| 徳川 慶喜 | 草彅 剛 |
| 徳川 家康 | 北大路 欣也 |
| 小栗 忠順 | 武田 真治 |
| 尾高 平九郎 | 岡田 健史 |
| 天璋院 | 上白石 萌音 |
| 井上聞多（馨） | 福士 誠治 |
| 渋沢 ゑい | 和久井 映見 |
| 伊藤 俊輔 | 山崎 育三郎 |
| 大久保 一蔵 | 石丸 幹二 |
| 渋沢市郎右衛門 | 小林 薫 |
| 尾高 千代 | 橋本 愛 |
| 和宮 | 深川 麻衣 |
| （平岡円四郎の妻）やす | 木村 佳乃 |
| 西郷 吉之助 | 博多 華丸 |
| 板倉 勝静 | 永井 秀樹 |
| 岩倉 具視 | 山内 圭哉 |
| 杉浦 愛蔵 | 志尊 淳 |
| 徳川 昭武 | 板垣 李光人 |
| 五代 才助 | ディーン・フジオカ |
| 松平 春獄 | 要 潤 |
制作キャスト
| 作 | 大森 美香 |
| 音楽 | 佐藤 直紀 |
| テーマ音楽演奏 | NHK交響楽団 |
| 語り | 守本 奈実（アナウンサー） |
| 演出 | 黒崎 博 |
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