天狗党は、武田耕雲斎の一橋慶喜への期待を胸に１０００人もが京の京を目指していました。
しかし、筋を通す慶喜は「京を守るのが私の、そして御公儀の役目である。」と天狗党討伐へ出兵の命を下すのでした。
よくある質問に「Amazonプライムの配信でも大河ドラマは見られるのでは？」があります。おすすめはU-NEXTですがメリットもデメリットもあります。Amazonプライムの解説はこちらへ
第１８話「一橋の懐」 あらすじ
水戸藩藩士で構成され、信頼する武田耕雲斎が指揮をとる天狗党を慶喜は心中ではとても案じていました。
そこで渋沢成一郎に密書を託し天狗党の元へと送り出したのでした。
その文の内容は「天使様を危険を晒す行いであり泡沫転倒である。故に許すことはできない。」といった内容でした。
その文に秘められた主君とも言える慶喜の苦しい心中を察して、武田耕雲斎は決起を中止し、公儀に投稿することを決めたのでした。
これにより渋沢篤太夫の初陣は、戦わずして終わりを迎えることとなりました。
その後に篤太夫は「小十人並」という役職を授けられました。
天狗党、とりわけ武田耕雲斎を惜しむ一橋慶喜は、公儀と処罰について交渉するも「公平に対処します」という言葉を信じて公儀に一任するのでした。
しかし、その約束ははたされることはなく天狗党は全員斬首となったのでした。
幕府には、天狗党の面々を後々慶喜が取り込み武力が増すことを恐れたのでした。
篤太夫は、国を思う若者たちが、大切な時期に多数死んだことにやるせない思いでした。
ここで日の本には大きな変化が生じました。
外国船は打ち払えといっていた外様の有力藩がこぞってイギリスはじめ外国の国々に媚びへつらいだしたのでした。
そうです、敵は諸外国から「幕府」に代わったのでした。
渋沢篤太夫は、これからもっと人がいると直感して慶喜に増員のための役目を申し出ました。
事の必要性を理解して、慶喜は「軍制御用係 歩兵取立御用係」に篤太夫を任命しました。
長州藩がイギリスに近づき、幕府に抗う姿勢を見せたことから、幕府は２度目の長州征伐へ動くことになりました。
備中の一橋領地に入った篤太夫でした。
当初は人集めに苦労をしましたが、共に畑仕事や海に出て漁をして交流することで人心を掴み、見事に人材を連れて京に戻ることができたのでした。
慶喜から労をねぎらわれ、金子の褒美を受けました。
それに対して篤太夫、
「志があっても、武士も腹は減るし金もいる。」
「懐具合を整えさせてほしい。」
そう提言するのでした。
領内を回るうちに
- 米
- 木綿
- 硝石（火薬の材料）
が、売り方次第で今とは比べ物にならない利益を得られる見込みに気づいたことを慶喜へ報告しました。
慶喜は、父である斉昭が「お百姓様」と、必ず「お」を付けて尊んでいたこと。
それは、物が造られるから金が得られる、その根本を担う大切な存在だったからだと思うと篤太夫に語りました。
そして「腰掛けを辞めたのならば、本気で一橋家のために懐を整えてみよ。」と一橋家の財政を篤太夫に託したのでした。
私の拙いあらすじまとめでは、多くの心配りあふれた役者さんの演技は到底想像できません。ぜひ、あなたも見逃した大河ドラマ「青天を衝け」をご自身の目でご覧ください！
第１８話「一橋の懐」 感想
18話は、幕府の国の舵取りとしての決定的なミス。そして、その影響から渋沢栄一が「自分らしく生きる」ことを決意して、その道を決める回だったと感じました。
武士とて志だけではダメだ！
懐が豊かでないとやりたいことも続かない。
これは渋沢栄一の「士魂商才」の始まりと言って良いのではないでしょうか。
方谷、登場せず
一橋領といっても「備中」に向かったということだったので「備中聖人 山田方谷」に触れるのかな？
同じ幕府要人の備中松山藩の所属とはいえどうだろう？
随分早いとも感じるが、登場しないより良いので役者さんは誰でしょう？と勝手に早とちりしました。 残念でしたね。
長きに渡る幕府の習慣から各藩の財政はどこも大変だったようです。
そんな中で渋沢栄一や山田方谷のような人材が登場した藩は、藩がなくなり武士が「市民」になる段階で力を発揮したことでしょう。
特に山田方谷の蓄えは、後に銀行を作り、多くの武士の事業資金として活用されていたと聞いています。
やはり渋沢栄一も並の人ではない、広い世界観で物事を見ていたのですね。
当サイト「大河ドラマ イッキ見ライフ」では、大河ドラマ見る方法としてU-NEXTもしくはAmazonプライムをおすすめしています。
天狗党が慶喜の思い届かずに斬首。懐を整えないとこれからの日の本は支えられない。栄一の決意を吉沢亮さんがとても良い目の輝きで表現されています。ぜひあなたも自分に合った配信で「青天を衝け」を一気見してください！
２０２１年 NHK大河ドラマ「青天を衝け」キャスト
主要キャスト
| 配役 | |
| 渋沢 栄一 | 吉沢 亮 |
| 澁澤 喜作 | 高良 健吾 |
| 尾高新五郎（幼少期の栄一の先生、従兄弟） | 田辺 誠一 |
| 孝明 天皇 | 尾上 右近 |
| 徳川 慶喜 | 草彅 剛 |
| 徳川 家康 | 北大路 欣也 |
| 徳川 斉彬 | 竹中 直人 |
| 徳川 家茂 | 磯村勇斗 |
| 天璋院 | 上白石 萌音 |
| 井上聞多（馨） | 福士 誠治 |
| 渋沢 ゑい | 和久井 映見 |
| 伊藤 俊輔 | 山崎 育三郎 |
| 平岡 円四郎 | 堤 真一 |
| 渋沢市郎右衛門 | 小林 薫 |
| 尾高 千代 | 橋本 愛 |
| 和宮 | 深川 麻衣 |
| （平岡円四郎の妻）やす | 木村 佳乃 |
| 西郷 吉之助 | 博多 華丸 |
制作キャスト
| 作 | 大森 美香 |
| 音楽 | 佐藤 直紀 |
| テーマ音楽演奏 | NHK交響楽団 |
| 語り | 守本 奈実（アナウンサー） |
| 演出 | 黒崎 博 |
NHKの見逃した大河ドラマを見るために一番おすすめな方法がU-NEXTを利用することです。
①３１日間の無料お試しができる上に６００ptプレゼントされる。ポイントは、有料コンテンツの視聴など支払いに当てることができる。
②「NHKまるごと見放題パック」へ同時申し込みならポイントは１０００ptになり実質０円でNHK番組が初月から見られるようになります。
