2021 見逃し大河ドラマ 青天を衝け 第10話「栄一、志士になる」

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国の制度、その制度を作り維持している「幕府」に栄一は疑念を膨らませました。

熱弁を振るい続ける栄一に

「まっことお前は良く喋るなぁ。百姓の本文さえ守ればいいから行って来い!」

父市郎右衛門はついに栄一に農作業の手がすく一月だけ、栄一が江戸へいくことを許したのでした。

こうして始まる10話です。

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第10話「栄一、志士になる」 あらすじ

大老井伊直弼の水戸脱藩浪士による暗殺「桜田門外の変」で揺れに揺れる江戸城でした。

将軍徳川家茂は井伊の代わりに安藤信正を据えました。

安藤は、天皇の妹君を側室に迎えることにより朝廷との結びつきを強くしようと画策していました。

 

栄一が江戸に来てみると開国による物価高がますます酷くなっていて町人の暮らしはますます苦しくなっていました。

8年前に父市郎右衛門と一緒に来た時との違いにオロオロする栄一でした。

先に江戸に来ていた喜作、すでに志士として名を馳せていた長七郎の従兄弟たちが大勢の血熱くしている若者たちへ栄一を導くのでした。

 

熱く語る同世代の志士たちの話に栄一は胸を打たれました。

そして

「今日からは俺も草莽の獅子になる!」

と立ち上がるのでした。

喜作は、栄一を道場とは違う「人斬りの練習場」に案内しました。

そこで待っていた長七郎が栄一に真剣による俵木りを命じました。

 

上手に一刀両断とはいかなかった栄一の抜刀でしたが、興奮により錯乱した栄一は潜在的な意志の強さを周囲に見せつけることになりました。

 

血洗島の村では、期限を過ぎても帰ってこない栄一を家族が案じていました。

お千代は、子ができないことを気に病んでおりましたが、ゑいや市右衛門はお千代の働きぶりを褒めたりと優しく支えていました。

 

そこにやっと栄一が江戸から戻ってきました。

 

市郎右衛門は早速江戸の様子を栄一から聞き、楽しそうに話す姿に安心しました。

ただし、栄一は市郎右衛門の「気は済んだんだろ。」という言葉には俯いて答えませんでした。

 

尾高惇忠の存在が大きいのでしょう。

栄一の村、血洗島にもこの頃から次第に全国の脱藩浪士など志士が立ち寄るようになりました。

 

荒れる日本国でした。

理由は、幕府は政治を正すのではなく将軍家茂と皇族和宮との婚儀さえ成功すれば「幕府の威信」は取り戻せると考えていたからでした。

 

婚儀に際しては盛大な「花嫁行列」が計画されました。

街道は中山道が選ばれました。

このことが意味することは、利用される中山道に所領を持つ各藩は人足を用意して花嫁行列の世話をすることになるのでした。

当然、人手がなくなり農作業には大きな支障が出ることが簡単に予想できたのでした。

 

そんな暴挙を耳にした栄一は怒りを露わにしました。

しかし、父市郎右衛門は「仕方ねぇ。それがわしらのやることだ。」と受け入れていました。

そんな二人の激しいやり取りに気を揉んだお千代が倒れました。

 

心配する家族たちでしたが母ゑいがいいます。

「これは、やっと赤ん坊ができたんだよね。」と。

 

予想外のことに心配していた家族が一斉に歓喜の声を上げました。

 

赤子ができたことで喜ぶ栄一。

その顔を見てお千代はやっと心から安堵しました。

それを伝えると「そうかぁ、俺は今日の本が家族同然に思えている。大切で仕方ねぇ。だから色々なことが納得できない気持ちになる。」と帰郷してからの険しい顔になっていた自分の心情をお千代に話しました。

話した後に「腹に子がいる女子に話すことじゃないな。すまねえ。」と反省。

お千代は「兄(惇忠や長七郎)や栄一様のお考えは尊いものだと思っております。」と尊敬の念を栄一に伝えるのでした。

お千代の話は続きました。

「私は、村のみんなを、家族を,大切に考え守ろうとするお父様(市郎右衛門)の考えも、決して(兄や栄一たちに)負けない尊いものだとありがたく思っています。」と告げるのでした。

 

文久元年10月20日

皇女和宮の一行は京を出立しました。

 

いよいよ血洗村周辺を和宮一行がお通りする頃が近づいてきました。

村では戰の支度のように握り飯など御一行様のために女子供まで忙しく働くのでした。

そんな中でも奉行所の役人の農民たち人足に対する威張り腐った態度に栄一はやるせない気持ちを募らせるのでした。

 

11月15日 和宮の一行は江戸に到着しました。

征夷大将軍である徳川家茂と和宮の初めての対面が行われました。

家茂の誠実な姿は和宮を驚かせるのに十分な振る舞いでした。

 

家茂の婚儀が順調に進んだことで市中の志士たちはいっそう老中である安藤を暗殺するべきだという潮流を強くしていったのでした。

 

そして、そのヒットマンとして長七郎が指名されたのでした。

 

長七郎は村に帰り、兄惇忠、従兄弟の栄一や喜作へ攘夷派としての重責をになったことを伝えました。

同時に、役割を上手することができた暁の自らの生き様についても語り周りを驚かせました。

兄である惇忠は「成功したからと何が変わるのか。もっと視野を広く持ち、無駄死にをするようなことがあってはならない。」と強く長七郎を諌めるのでした。

 

惇忠の「視野を広く持て!」という言葉に栄一は賛同しました。

「井伊大老にしても安藤にしても、動かしているのは幕府であること。その幕府がある以上、人が変わるだけで武士も農民もそのあり方は何も変わらないんだ。」

栄一の言い分でした。

 

惇忠が最後に言いました。

「長七郎が行く事はない。安藤一人のためにお前のような大器が失われる事はあってはならない。」

と強く慰留したのでした。

 

長七郎は、惇忠により身を隠されていました。

時代の流れの中、老中安藤暗殺は行われたのでした。

坂下門での襲撃は、安藤は擦り傷で済み、襲撃班6名は護衛に切り捨てられる結末を迎えたのでした。

幕府は残党が残っていると考え追っての手を強めました。

結果的に長七郎を上州へ逃がしておいた栄一たちの対応が功を奏するのでした。

 

が、熱き志を持った志士はそのまま大人しくはしておりませんでした。

 

第10話「栄一、志士になる」 感想

タイトルから内容を推察すると今回の内容は少々違うのかなと勝手に思いました。

栄一のメガネは「民の暮らし」というレンズで見ています。(と感じます)

 

志士たちは、異国人という遺物を嫌う「知らない」という未知への拒絶からくる「古きが正しく、新しきは間違い」のような判断の極端な考えが物事を図る基準になっていると思います。

 

井伊大老暗殺に続き、老中安藤の暗殺計画と志士たちは鬱憤を晴らすように思想を行動に移していきます。

幕府の政治体制が、上層部から下層部へのトップダウン的な意志系統しか持たなかったことで下層部の不満がマグマのエネルギーのように蓄積されていったのでしょう。

260年分のエネルギーは強大でした。

 

ずっとドラマを見ていて感じることは、徳川幕府のあり方の変化です。

 

江戸幕府隆盛の時代には、「江戸幕府」は天下であり、人が生きるステージだったと思えます。

しかし、混乱の幕末になると人々は「江戸幕府」を人が生きていくためのツール(機能)と見たように思えました。

よって、古い機能ならば新しい時代にあったものに取り替えましょうという方向に向かった、そんな見方をするように私はなっていきました。

 

これは、町民だから志士だからという立ち位置ではなく、人々の逞しさを感じる流れだと思いました。

第10話で私的に思ったこと

長七郎が老中安藤の暗殺に成功した後の生き様を語るシーンでは、現在の日本に広く広まった「サムライ」の誤解された生き様が反映されているようにも感じています。

サッカーの代表戦などでも頻繁に「サムライ魂」と語られます。

腹を切るつもりでやるのが日本男児だ、というように。

 

しかし、本来は、士農工商といった身分制度が確立していた江戸時代において職業選択の自由はありませんでした。

生まれ持った職業から逃げられないのであれば「如何に生きるのが美しい生き方か」が追求されていたように感じます。

そして、最後の美学の選択の一つが「切腹」であったと思われます。

つまりは「自決」です。

サッカーのある1試合をどれだけ必死にやるのかではないと思います。

私的にはキングカズこと三浦和義選手のようなサッカー選手としての生き方が「サムライ魂」のように感じるのでした。

一人の男の人生であり、24時間サッカー選手という「あり方」。

 

日本刀、ヤバイ!

私は過去に1度だけ日本刀を持ったことがあります。

強く薦められて恐る恐る・・・持ってみると・・・

重い!

時代劇ではサッサっと振っていますが絶対に無理ですよ。

確かに戦国時代のいわゆる「太刀」と違い、美的要素が強くなる江戸時代の「刀」は長さも短く、幅も狭くなってはいるのでしょうが、、、。

どうしてそんなチャンスがあったかというと、

当時、知り合いに刀剣を扱う古美術商の方がいたからです。

「これ、300万円のやつですよ。」

「どうせならこっち持ってみて!2000万円のです。」

と2000万円の日本刀を・・・・震えましたね。

 

へぇ〜と驚いたことがあります。

 

値段に関わらず、刃に対して直角にならば指を押し当てても簡単には切れないことでした。

包丁もそうですが、日本刀もスライドすることで能力を発揮します。

私が指を当てた時も、もしも怖がって指を引いてしまうとサッとあっという間に出血したことでしょう。

良く切るためには、どの角度なら広角に刀を引けるかという太刀筋が求められたことでしょう。

余談までお読みくださりありがとうございました。

 

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主要キャスト

配役
渋沢 栄一 吉沢 亮
澁澤 喜作 高良 健吾
尾高新五郎(幼少期の栄一の先生、従兄弟) 田辺 誠一
阿部 正弘(幕府老中首座) 大谷 亮平
徳川 慶喜 草彅 剛
徳川 家康 北大路 欣也
徳川 斉彬 竹中 直人
徳川 家慶 吉 幾三
藤田 東湖 渡辺いっけい
渋沢 宗介 平泉 成
渋沢 ゑい 和久井 映見
高島 秋帆 玉木 宏
平岡 円四郎 堤 真一
渋沢市郎右衛門 小林 薫
尾高 千代 橋本 愛

制作キャスト

大森 美香
音楽 佐藤 直紀
テーマ音楽演奏 NHK交響楽団
語り 守本 奈実(アナウンサー)
演出 黒崎 博

 

この記事の情報は2022年7月23日に確認したものです。価格やサービスは変更があります。ご利用前には必ずご利用サービスの最新情報をご確認下さい。
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プロフィール
この記事を書いた人

好きな中国古典は菜根譚で車中でも音声CDで聴く。NHKの大河ドラマには「晴天を衝け」渋沢栄一の論語や「武田信玄」「黒田官兵衛」他複数で孫子が役立っている。人生やビジネスに行き詰まった時に大河ドラマをイッキ見して頭をリセット。スマホやPCで場所を選ばずイッキ見する方法もご紹介。「あなたの心を豊かに」をお手伝い!

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