じつは、私のビジネスの変革期と「青天を衝け」放送時期が重なり、全く見ることができていませんでした。
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視聴した感想を含め「青天を衝け」第1話に触れたいと思います。
青天を衝け 第1話「栄一、目覚める」 あらすじと感想
第1話 あらすじ
ドラマが始めるとスタートからインパクトがあります。
放映直後から話題となった「時代背景をぶっ飛ばして徳川幕府の開祖である征夷大将軍 徳川家康(北大路欣也」にナレーターをさせました。
なぜだか違和感を持てないのが不思議です。
お話は、1844年 渋沢栄一生誕の血である武蔵国(現在の埼玉県深谷)から始ります。
父母の外出に留守番を命じられた4歳の栄一が必死に「一緒に連れて行け!」と駄々をこねます。
共に留守番をする姉からはもちろん、父母からも強く諭されるのですが、こうと決めたら意を曲げない栄一は争い続けるのでした。
希望が叶わなかった栄一は、その悔しさから姿を消してしまいます。
家族や共に働くものたちも探しますが全く見つかりません。
結局、翌日まで家族や多くの者たちを心配させ悲しませました。
繭小屋で寝過ごしていただけの栄一でしたが、母が諭します。
栄一が「一緒に出かけたい」という願いが叶わなかった「腹いせ行動」により「次は連れて行ったほうがいいだろう。」と周りの人々が考えたのではと思ったこと。母が愛しく自分と向き合ってくれたことを語るのでした。
母は、
- 両親の思い、栄一を心配してくれたみんなの気持ちを思い浮かべること。
- 人は生まれてきた時から独りではない、いろんな繋がりを持っていること。
- 他者とのそういった関係を心の奥底で忘れてはいけないこと。
また、
- (自分の選ぶ行動が)人とのつながりにおいて正しいのか?正しくはないのか?考えなくてはいけないこと。
- 自分だけが嬉しいのではなく、みんなが嬉しいことこそが一番大切なこと。
を優しくも力強く幼い渋沢栄一に語り聞かせるのでした。
これは中国古典でいうところの「利己の精神と利他の精神」でしょう。自分が得すれば良いと考える「利己」。他者が得するようにと考える「利他」。現在の「Win Win」の関係や「三方良し」、これは近江商人のお話ですが・・・。これらのベースになる考え方だと思っています。公人として活躍する上での考え方が幼少期から育まれていたのでしょう。
幼少期の栄一は、おしゃべりで人一倍腕白な少年でした。
農作物に向かない土地柄だっこことから桑の木を栽培し繭の育て、繭から絹を生産。同時に植物の藍を差だて、絹を藍染にしてハンバシしていた父は大車輪の活躍でした。
遊びながら栄一は父の仕事を見て覚えるのでした。
そして、父から読み書きも学びました。
才智あふれた栄一は、共に学ぶ姉よりも早く教わった内容を暗唱するのでした。
そんな栄一の幼少期は、時代背景としてはそうのんびりともしていませんでした。
欧米列国が日本に入り込もうと国交では嵐が訪れてきていたのです。
徳川御三家、水戸藩の藩主である水戸斉彬(竹中直人)は欧米諸国に負けぬと軍事演習をして世に姿勢を知らしめました。
徳川家もお家事情は深刻。
徳川家跡取りは病で床に伏せており、近い家柄の一橋家では後継の相次ぐ死が起きていました。
そこで老中首座である阿部の進言として、将軍家定は水戸藩水戸斉彬の子である七郎丸(のちの徳川慶喜)を一橋家のお世継ぎとして養子に出すように計るのでした。
これにより水戸藩の血筋から初めて将軍が誕生することになる可能性が出てきたことを意味しました。
やんちゃ坊主の栄一は、夜の闇に紛れて連行されてきた罪人に会いに行ったのでした。
罪人は高島秋帆という砲術家でした。
薩長をはじめ多くの藩を歩いて見聞を持つ高島秋保から驚きの「この国は終わる」と聞いた栄一。
自分の周辺しか見ていなかった栄一が、初めて日の本の現状を知った瞬間でした。
そしてフッと母の言葉「あんたが嬉しいだけじゃなくて、みんなが嬉しいことが一番」という言葉を噛み締めるように思い出す渋沢栄一だったのでした。
第1話の感想
その後、栄一が藩主の子で江戸徳川に養子となった徳川慶喜に意見を直訴するシーンです。
時代の大きなうねりに、栄一も流され当初は倒幕武士を気取っていたので実際にあったかというとかなり無理があるシーンだと思いました。
話を栄一に戻しますが、栄一は父から。
行方不明だった栄一が見つかり、お説教をする父が東照大権現 徳川家康の訓示を素読します。
「人の一生は重荷を追うが如し。急ぐべからず。・・・・・」
人生との向き合い方を諭しています。
こちらの本だったと思うのですが、巻末の方に書かれていたビジネスに成功した超高層マンションに住む兄弟のお話を思い出しました。
ちょこっと書くと「自宅のマンションのエントランスに着くとえれバーターが点検で使用できないと知る。いつ終わるか分からないので80階の自宅まで階段を使うことに決める。2人で一緒に登り始める。20回くらいまではさっさと駆け上がる。30階くらいでキツくなり始める。40階になり荷物を置いていけば楽になると考えた。それでも50階になると息も絶え絶え、、、。惰性で上がるのがやっと。(途中忘れました・・・)80階、自宅のフロアーについて鍵を開けようとしたときに、鍵は荷物の中に入れてあったことを思い出す。自分はどうしてあの時に荷を下ろしてしまったんだろう。」
*15年ほど前に読んだので文章の正確さは半分くらいだと思います。お許しください。
こちらは人が描く「夢」を荷物に例え、フロアーの階層が「年齢」になリます。
父(澁澤一郎右衛門:小林薫)からの諭しも耳に入らない栄一です。
なぜ?なんで?・・・。
人は、振り返る人生が作られると「諭し」がしょっぱく重みを持つのですが、どうして知っておきたい年齢で理解することができないのでしょうねぇ。。。
父が読み書き、すなわち中庸や大学あたりを教えたと思われます。
人を束ねるような立場や人望がある家では、農民であっても藩校や寺子屋のような場で中国古典を学んでいたようです。おそらくは「中庸」や「大学」「論語」など朱子学の一環としての範囲でしょう。
江戸幕府に流れた教育体系の勝利といえます。
この国民に対する教育力が、後々明治維新として大きな大変革により、日本国内に一気に押し寄せた海外の文化や知識を見事に吸収し力に変えた原動力だと言われています。
そんな一面を見ることができたシーンだと捉えています。
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2021年 NHK大河ドラマ「青天を衝け」キャスト
主要キャスト
配役 | |
渋沢 栄一 | 吉沢 亮 |
澁澤 喜作 | 高良 健吾 |
尾高新五郎(幼少期の栄一の先生、従兄弟) | 田辺 誠一 |
阿部 正弘(幕府老中首座) | 大谷 亮平 |
徳川 慶喜 | 草彅 剛 |
徳川 家康 | 北大路 欣也 |
徳川 斉彬 | 竹中 直人 |
徳川 家慶 | 吉 幾三 |
藤田 東湖 | 渡辺いっけい |
渋沢 宗介 | 平泉 成 |
渋沢 ゑい | 和久井 映見 |
高島 秋帆 | 玉木 宏 |
平岡 円四郎 | 堤 真一 |
渋沢市郎右衛門 | 小林 薫 |
制作キャスト
作 | 大森 美香 |
音楽 | 佐藤 直紀 |
テーマ音楽演奏 | NHK交響楽団 |
語り | 守本 奈実(アナウンサー) |
演出 | 黒崎 博 |
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